2009年10月15日木曜日

2009年の学部ゼミ(夏合宿)



 2009年の夏に,学部生を対象とした夏合宿が開催されました。参加した学部生が研究室に寄稿してくれた記録を,以下に掲載します。


《 技術教育学ゼミ合宿の記録 》


 9月26,27日に,岐阜県下呂市にて技術教育学ゼミの合宿が行われました。2日間お世話になったのは,木製のスプーンなどを作っていらっしゃる職人の方のお宅です。

 参加者は,横山先生のほかに技術教育学演習に参加した学部3年生7人。各々の興味があることを発表し,全員で検討を行いました。テーマは,障害児教育,乳幼児教育・保育,宮大工の西岡常一氏について,技術教育学と心理学の関係,幼児の遊びに関する実験など,多岐にわたりました。どの発表もとても興味深くいものでした。参加者はただ発表するだけではなく,他の発表に対して疑問に思ったこと,考えたことも発言し,議論が深められました。





 各自の発表の他にも様々な体験ができるのが横山先生のゼミ合宿の特徴です。今回は,地域の方々の生活を見学・体験したり,手作り木工体験をしたりしました。技術教育を実際に自分たちの手で経験するものです。訪れた地域に暮らす方々は,自分たちで作った野菜を食べ,水の綺麗な近隣の川で採れた魚を食べるなど,まさに地産地消の生活をしていました。みずみずしく新鮮な食材にあふれていて,私たちも2日間自然の中での生活を満喫することができました。また,木工体験では各自がデザインしたものを木を使って形にしました。どうしたらイメージしたものに近くことができるのか,それぞれ思考錯誤しながら挑戦していきました。小さい頃はやったことがあっても,大学生になると普段ではなかなかできないような体験です。真剣な眼差しで作業に取り組む学生たちの姿が印象的でした。

 一泊二日という短い合宿でしたが,その中で様々なことを学び,貴重な経験をすることができました。この合宿で学んだことを,今後の学習にも活かしていきたいと思います。


【 執筆 : 教育学部3年生 】